どうも、おばじんです。
突然ですが、皆さんは厄年って信じますか?
そして、相場にも大暴落が起きやすい、厄年があるって言ったら信じますか??
今日はそんなお話です。
厄年とは
厄年とは皆さんご存知の通り【一生の間で災厄に遭いやすい期間】のことですね。
その前後1年を前厄、後厄なんて言ったりして。
慎重な方は、神社でお祓いなんかをしてもらうそうな。
ちなみに、僕は今年が前厄で、来年が本厄です。(年齢がバレる)
まぁ、厄年なんて結局は気持ちの問題で、科学的な証明なんて全くされてませんし、そんなに危機感も持っていないんですが。。
西暦末尾に7のつく年は経済的厄年?!
ここからが本題です。
実は、相場にも災厄、もとい大暴落が起きやすい年があるんではないかと言われています。
ま、「経済的厄年」なんてのは言葉は私が勝手に作った造語なんですけども(-ω-)笑
真面目な話、これは『アノマリー』として世界の投資家が注目しています。
アノマリーとは、理論的には説明つかないけど一定の事象が生じる現象のことです。
では、その暴落が起きやすい年というのはいつなのか。
というのも、ここ数十年で、7のつく年に決まって相場の大暴落が起きているのです。
具体的にどんなことがあったのか、まとめます。
1987年 ブラックマンデー
ブラッディ・マンデイ、じゃないっすよ。ブラックマンデー。
ブラックマンデーとは、1987年10月18日の月曜日にニューヨーク証券取引所を発端にして起こった株価の大暴落です。ダウ平均株価は前週の終値よりも508ドル下がり、下落率は-22.6%と史上最高でした。
▼ブラックマンデー時のダウ平均株価(引用元:ブラックマンデーチャート)
▼1987年の日経平均株価(引用元:ブラックマンデー(1987年)前後の日経平均株価チャート - Kapok の資産運用)
ブラックマンデーによって、日本にも大きな影響がでました。日経平均株価は27,000円手前から21,000円を割り、実に6,000円もの大暴落が起きています。
1997年 アジア通貨危機
アジア通貨危機とは、1997年7月にタイを中心として始まった、アジア各国の急激な通貨下落現象のことです。通貨の下落は東、東南アジア各国の経済に大きな悪影響を与えました。日本を含む多くの国で金融危機が起こりました。
また、アジアだけでなく、1998年のロシア通貨危機、1999年のブラジル通貨危機など、世界を巻き込んで経済的不安を拡大していきました。
▼1997年前後のドル円チャート(引用元:2016年に通貨危機は起こるのか? | FX分析ブログ)
▼1997年の日経平均株価チャート(引用元:ダウ平均マン(リアルタイム株価、時系列、チャート、カレンダー有り) 日経平均株価(N225) 1997年)
1997年の値動きを見ると、7月前後を境に大きく動いていますね。円レートはドル高円安に動きながら、株価も20000円台から15000円台まで5000円、25%も落ちています。アメリカに対しての日本の経済が大きく減衰しています。
2007年 サブプライムローン問題
『サブプライムローン』という言葉はまだ記憶に新しいのではないでしょうか。
アメリカにおいて、2001年頃から住宅価格が大きく上昇しました。これを機に、サブプライム層に向けた住宅ローンがそれまでよりずっと積極的に販売されたのです。サブプライム層とは、通常では住宅ローンの審査に通らないような人たちのことです。
銀行側の売り文句としては「まだまだ住宅価格は上がりますから資産として家を買いましょう!今お金を持っていなくても大丈夫、貸しますよ!!」と言った具合でしょうか。
住宅価格が上がる⇒投資として住宅を買う⇒住宅価格がさらに上がる⇒…
このループによって、2001年~2006年頃まで住宅価格は順調に上昇しました。しかし、2007年夏頃から住宅価格は下落し始めました。アメリカでの住宅価格バブルの崩壊が起こります。
これにより、もともとお金に余裕の無いサブプライム層の人たちは、ローンの返済ができなくなってしまいます。結果としてサブプライムローンの多くが不良債権化してしまいました。
サブプライムローンの債権は世界の投資家が注目していたので、それが不良債権になると経済にも大きな影響が出ました
▼2007年 USDJPYチャート(引用元:為替ラボ)
7月~11月にかけて、ドル円は123円~108円まで円高が一気に進みました。
▼2007年の日経平均株価(引用元:ダウ平均マン)
日経平均株価も18,000円オーバーから15,000円を下回り、3000円以上値を下げています。
ちなみに翌年2008年は、このサブプライムローン問題が引き金となって、更なる大暴落『リーマン・ショック』が起こりました。
2017年は『トランプ・ショック』?!
以上のように、過去30年間において西暦末尾に7のつく年は経済的に大打撃が起こる悪材料が発生するのです。
なぜ起こるか、そこに理論的な裏付けはありません。
なぜか、起こってしまう。それがなぜか、7のつく年に。
それを、『アノマリー』として世界の投資家が注目しているのです。
そして、今年は2017年。
ブラックマンデーから4回目の、7のつく年です。
今年、経済的に大打撃を与えるような出来事が起こるとしたら、それは何でしょうか。
Twitterのツイート1つで世界中の株価、通貨レートを数%も動かす『あの人』
大統領という圧倒的力を持ちながら、議会から弾劾されるかもしれない『あの人』
ロシアとこそこそと何かを企んでいるかもしれない『あの人』
だとすると、彼がこれから何をしようとしているのか詳しく知って、その裏に隠された真意を突き止めることは、相場に足を突っ込んでいる我々が生き残るために必須なのではないかと思うんです。
災厄は、起こるかもしれないし、起こらないかもしれない。
『アノマリー』を信じるも、信じないも、あなた次第。
笑顔で2018年を迎えられればそれでいいんです。